ふだんは歩いて通勤の日が多いのですが、今朝は雨が降っていたので電車を利用することにしました。南武線の川崎行きは、朝の通勤ラッシュの時間帯でも真ん中の方の車両を選べば、他人と接触することなどない程度の混み方が普通です。ちなみに、南武線は6両編成なので3, 4号車がおすすめってことです。
ところが今朝は、西国立駅に川崎行きの電車が到着してみると、南武線としてはあり得ない混み方になっていました。他人の体を押し分けないと乗り込めないくらい。
こういうひどい混雑になる原因はただ一つ。中央線が止まっていたのでした。中央線が動かないと、立川から南武線で分倍河原へまわって、京王線に乗り換える人が多くなるので、混雑するのです。
自宅を出る時には、中央線が止まっているとは知らなかったので、ふつうにMacBook Proを持って出かけました。いつも、ショルダーバッグにMacBook Proを入れて運んでいます。でも、MacBook Proはかなり横幅があって、しかも横幅の割には薄いので、混雑した電車に乗ると割れてしまうんじゃないかと心配になり、今日はバッグごと抱いて乗り込みました。
世間ではノートパソコン用のバッグって、クッションのかなりしっかりしたものや、金属のアタッシュケースのようなものが売られていますよね。これまで、そんなにがっちりしたものが本当に必要なのかなとも思っていたのですが、毎日混雑した電車で通勤する人がノートパソコンを持ち運ぶには必要なんでしょうね。
このページの記事一覧
井上勲著 東海大学出版会
税込み3990円 2007年11月発行
600ページ以上ある本です。2006年1月に第一版が出た本で、わずか二年弱で改訂版であるこの第2版が出版されていますから、実は予想外に売れた本なのかも知れません。
前半の200ページほどはいろいろな藻類に関するエピソードがつづられています。あとの3分の2ほどは藻類30億年の歴史と銘打った部分ですが、藻類30億年の進化史を期待するとがっかりします。実態としてはここ20年ほどの遺伝子研究による生物分類の変化などが藻類を中心に述べられている本です。
私が医学部の学生だった頃に読んだ本に「五つの王国」があります。共生説で有名なMargulisが共著者の一人となっている本ですが、彼女はこの本で、生物をモネラ・原生生物・菌・動物・植物界という5 kingdomsに分類し、5界のの各門について代表的な生物の写真を示して解説してくれていました。しかし時は流れ、動物は真菌といっしょにオピストコンタにまとめられ、現在では生物の分類は、細菌・古細菌・真核生物の3ドメイン分類が主流になっています。
また、植物には一次植物と二次植物のあることが判明したのもそう昔のことではありません。本書は藻類に関する本なので、二次共生や共生の様々な段階についてはしっかり記載があります。
ただ、藻類の自然史を期待して購入した私としては少し物足りない感がなくはありませんでした。でも、10年以上前までに高校・大学を卒業していて、その後は生物学の大きな変化に触れたことのない方にとっては、内容・ボリューム・お値段を含めて最適の啓蒙書の一つだろうと思われます。

桜井英治著 岩波書店
本体8300円 1996年1月発行
貨幣の地域史のなかの「銭貨のダイナミズム」という論文が、よくまとまっていて分かりやすいものだったので、同じ著者のこの本を購入してみました。ケース入りの専門書なのでお値段はかなりのもの。でも私の買ったのは3刷なので、それなりに売れているようです。
11本の論文が収められているのですが、第一章の「中世職人の経営独占とその解体」が一番難解でした。大工識についての論文なのですが、識一般については何となく分かっているつもりでしたが、大工識についての知識がなく、しかも文章も生硬で読みにくく、一度読んだ後にもう一度ゆっくり読み直して漸く理解できた感じです。
大工識というのは、中世の寺社の建築・修理にあたった建築職人が、その寺社で仕事する権利を自分のものとして主張するなわばりのようなものです。寺社は建築職人を自由に選ぶことが出来ずに大工識をもった職人に任せるしかなく、大工識を持った職人はその縄張りで仕事する権利を売り買いできるという仕組みです。現代的には、やくざがみかじめ料を取り立てるなわばりみたいな感じでしょうか。
この第一章の原型は修論だったそうで、それを史学雑誌に掲載したものだそうです。専門家以外が読むことを想定して書かれてはいないはずなので、難しく感じたのも当たり前です。ただ、同じ内容を扱った「雇用の成立と無縁の原理」という論文が第二章にあり、こちらは私にも分かりやすく書かれています。第一章と二章の並び方が逆になっていれば、悩まずに済んだのにという感じでした。
第三章には、甲斐黒川金山の金山衆について論じられています。金山衆には親方子方からなる組があったこと、金山衆には金山の地元に住んでた人と離れた農村に住んでた人がいて、それぞれ直接採掘にあたるか運搬などにあたるかしていたことなどが述べられています。しかもこれらの結論が、史料に書かれている内容からのみ導き出されているわけではなく、史料がどの家に伝わったのか、どんな文書が残りやすかったかなど 史料の残存状況などのメタ情報から明らかにされている点がとてもシャープに感じられました。
第四章以降には、立庭、割符(さいふ、為替手形)、山賊・海賊など中世の経済行為・意識を扱った論考が並べられています。史料から得られる結論に説得性があり、良い読後感を持った論文集でした。高いけれど、現代に住む私たちの常識とは異なる中世の経済に関する新たな知見が得られ、買って損はしなかったと感じました。
2008年4月10日木曜日
2008年4月9日水曜日
藻類30億年の自然史
井上勲著 東海大学出版会
税込み3990円 2007年11月発行
600ページ以上ある本です。2006年1月に第一版が出た本で、わずか二年弱で改訂版であるこの第2版が出版されていますから、実は予想外に売れた本なのかも知れません。
前半の200ページほどはいろいろな藻類に関するエピソードがつづられています。あとの3分の2ほどは藻類30億年の歴史と銘打った部分ですが、藻類30億年の進化史を期待するとがっかりします。実態としてはここ20年ほどの遺伝子研究による生物分類の変化などが藻類を中心に述べられている本です。
私が医学部の学生だった頃に読んだ本に「五つの王国」があります。共生説で有名なMargulisが共著者の一人となっている本ですが、彼女はこの本で、生物をモネラ・原生生物・菌・動物・植物界という5 kingdomsに分類し、5界のの各門について代表的な生物の写真を示して解説してくれていました。しかし時は流れ、動物は真菌といっしょにオピストコンタにまとめられ、現在では生物の分類は、細菌・古細菌・真核生物の3ドメイン分類が主流になっています。
また、植物には一次植物と二次植物のあることが判明したのもそう昔のことではありません。本書は藻類に関する本なので、二次共生や共生の様々な段階についてはしっかり記載があります。
ただ、藻類の自然史を期待して購入した私としては少し物足りない感がなくはありませんでした。でも、10年以上前までに高校・大学を卒業していて、その後は生物学の大きな変化に触れたことのない方にとっては、内容・ボリューム・お値段を含めて最適の啓蒙書の一つだろうと思われます。
2008年4月6日日曜日
日本中世の経済構造

桜井英治著 岩波書店
本体8300円 1996年1月発行
貨幣の地域史のなかの「銭貨のダイナミズム」という論文が、よくまとまっていて分かりやすいものだったので、同じ著者のこの本を購入してみました。ケース入りの専門書なのでお値段はかなりのもの。でも私の買ったのは3刷なので、それなりに売れているようです。
11本の論文が収められているのですが、第一章の「中世職人の経営独占とその解体」が一番難解でした。大工識についての論文なのですが、識一般については何となく分かっているつもりでしたが、大工識についての知識がなく、しかも文章も生硬で読みにくく、一度読んだ後にもう一度ゆっくり読み直して漸く理解できた感じです。
大工識というのは、中世の寺社の建築・修理にあたった建築職人が、その寺社で仕事する権利を自分のものとして主張するなわばりのようなものです。寺社は建築職人を自由に選ぶことが出来ずに大工識をもった職人に任せるしかなく、大工識を持った職人はその縄張りで仕事する権利を売り買いできるという仕組みです。現代的には、やくざがみかじめ料を取り立てるなわばりみたいな感じでしょうか。
この第一章の原型は修論だったそうで、それを史学雑誌に掲載したものだそうです。専門家以外が読むことを想定して書かれてはいないはずなので、難しく感じたのも当たり前です。ただ、同じ内容を扱った「雇用の成立と無縁の原理」という論文が第二章にあり、こちらは私にも分かりやすく書かれています。第一章と二章の並び方が逆になっていれば、悩まずに済んだのにという感じでした。
第三章には、甲斐黒川金山の金山衆について論じられています。金山衆には親方子方からなる組があったこと、金山衆には金山の地元に住んでた人と離れた農村に住んでた人がいて、それぞれ直接採掘にあたるか運搬などにあたるかしていたことなどが述べられています。しかもこれらの結論が、史料に書かれている内容からのみ導き出されているわけではなく、史料がどの家に伝わったのか、どんな文書が残りやすかったかなど 史料の残存状況などのメタ情報から明らかにされている点がとてもシャープに感じられました。
第四章以降には、立庭、割符(さいふ、為替手形)、山賊・海賊など中世の経済行為・意識を扱った論考が並べられています。史料から得られる結論に説得性があり、良い読後感を持った論文集でした。高いけれど、現代に住む私たちの常識とは異なる中世の経済に関する新たな知見が得られ、買って損はしなかったと感じました。
2008年4月5日土曜日
ソメイヨシノの色
ソメイヨシノの見ごろは樹全体が白く見える頃だと私は思います。その後は時間が経つにつれ、ピンクがかって来るようになります。ピンクというか桜色はもう盛りを過ぎているしるしのような気がします。
ピンク色になってくるのは、なぜなんでしょう。花が開いて花びらの付け根のピンク色の部分が見えるようになってくるからか、それとも花びらが散り始めて花柄のピンクが目立つようになってくるからか。でも、地面に落ちた花びらを見るとピンク色っぽくもみえるので、花びらの色が開花後に濃くなるからのかもしれません。
今日は、ピンクのソメイヨシノの下で国立のさくらフェスティバルが行われていました。府中の桜祭りも今日と明日だったような。温暖化を反映させて、さくらの催しを前倒しして計画しておくのは無理なのでしょうか。でも、来シーズンのさくらの催しを3月に予定しようとしても、今年が4月だったから、同一年度に2回分の予算はとれないってなってしまうのでしょうか。
ピンク色になってくるのは、なぜなんでしょう。花が開いて花びらの付け根のピンク色の部分が見えるようになってくるからか、それとも花びらが散り始めて花柄のピンクが目立つようになってくるからか。でも、地面に落ちた花びらを見るとピンク色っぽくもみえるので、花びらの色が開花後に濃くなるからのかもしれません。
今日は、ピンクのソメイヨシノの下で国立のさくらフェスティバルが行われていました。府中の桜祭りも今日と明日だったような。温暖化を反映させて、さくらの催しを前倒しして計画しておくのは無理なのでしょうか。でも、来シーズンのさくらの催しを3月に予定しようとしても、今年が4月だったから、同一年度に2回分の予算はとれないってなってしまうのでしょうか。
2008年4月3日木曜日
本の選び方
本は、可能ならばネット書店ではなくリアルの本屋さんで買うことにしています。買う前に手に取って中味を確かめることはリアルの本屋さんでしかできないので。行きつけの本屋さんの棚にどんな本があるかは結構覚えてしまうものですが、平置きの本の方には変化があるのでしょっちゅう通うことになります。
店頭で見つけた本を買う以外に、本選びの参考にしている情報源その一は書評です。書評目的で新聞・雑誌を手に取ることはありませんが、購読している新聞や雑誌の書評には目を通します。
新聞の書評は半分くらいが小説にあてられている気がします。しかし、昨日書いたエピソードのおかげで、残りの人生で読める本の数には限りがあることに気付いた時から、自分の中で小説を読む気が失せてしまいました。また、小説以外の書評でも読みたくなるような本の紹介はそれほど多くはありません。でも、いまの朝日新聞だと、山下和久さんの紹介している本は結構波長が合う感じだし、その他にもまま発見がありますね。
このブログを含め、ウエブ上で本を紹介しているサイトもたくさんあります。ただ、書評目的でウエブをさまようことまではしていません。気になることを検索して発見したサイトの中に、面白そうな本の紹介があればチェックするという感じです。
あと、注やリファレンスの記載されている本を読むことが多いので、そこで言及されている本を購入することもあります。面白い本のリファレンスにある本はやはり面白いことが多いような。ただこの方法だと、より古いものしかひっかからないのが欠点ですが。
口コミはあまり本選びには役に立たない感じです。というのも、周囲に同じような嗜好の本好きの人がいないので。ただ、口コミは全然知らない分野の本の発見には役立つと思います。
口コミに関連してですが、本をプレゼントされることがあります。あれって本当に当惑させられます。自分の気に入った本があったら、他人に紹介したくなる気持ちはとってもよく分かります、でも、それを贈っちゃうと言うのは一種の時間泥棒予備犯というか、とにかく私の理解を超えた行為なのです。読むべき本を子供に指導してあげるために贈るならいいとは思うのですが。
本って一人一人読みたいものが違います。また、人が一生のうちに読めることのできる本の数は決まっていて、私の場合だったらもう一生分の本のうちの三分の二は読み終えてしまったくらいだと思います。なので、仕事や試験などで必要に迫られて読む本は別にして、できれば好きな本だけを読みたいのです。
好みでないのに贈られた本だからということで読むのは、贈り主を時間泥棒の実行犯にしてしまうことになるので避けたいし、かといって積ん読になってしまったままずっと放っておくのもとっても気になるもの。贈られて読まれないままの本はかわいそうではあるので、その本のご供養のためにも私が死んだらお棺にでも入れてもらうのがいいのかな。
店頭で見つけた本を買う以外に、本選びの参考にしている情報源その一は書評です。書評目的で新聞・雑誌を手に取ることはありませんが、購読している新聞や雑誌の書評には目を通します。
新聞の書評は半分くらいが小説にあてられている気がします。しかし、昨日書いたエピソードのおかげで、残りの人生で読める本の数には限りがあることに気付いた時から、自分の中で小説を読む気が失せてしまいました。また、小説以外の書評でも読みたくなるような本の紹介はそれほど多くはありません。でも、いまの朝日新聞だと、山下和久さんの紹介している本は結構波長が合う感じだし、その他にもまま発見がありますね。
このブログを含め、ウエブ上で本を紹介しているサイトもたくさんあります。ただ、書評目的でウエブをさまようことまではしていません。気になることを検索して発見したサイトの中に、面白そうな本の紹介があればチェックするという感じです。
あと、注やリファレンスの記載されている本を読むことが多いので、そこで言及されている本を購入することもあります。面白い本のリファレンスにある本はやはり面白いことが多いような。ただこの方法だと、より古いものしかひっかからないのが欠点ですが。
口コミはあまり本選びには役に立たない感じです。というのも、周囲に同じような嗜好の本好きの人がいないので。ただ、口コミは全然知らない分野の本の発見には役立つと思います。
口コミに関連してですが、本をプレゼントされることがあります。あれって本当に当惑させられます。自分の気に入った本があったら、他人に紹介したくなる気持ちはとってもよく分かります、でも、それを贈っちゃうと言うのは一種の時間泥棒予備犯というか、とにかく私の理解を超えた行為なのです。読むべき本を子供に指導してあげるために贈るならいいとは思うのですが。
本って一人一人読みたいものが違います。また、人が一生のうちに読めることのできる本の数は決まっていて、私の場合だったらもう一生分の本のうちの三分の二は読み終えてしまったくらいだと思います。なので、仕事や試験などで必要に迫られて読む本は別にして、できれば好きな本だけを読みたいのです。
好みでないのに贈られた本だからということで読むのは、贈り主を時間泥棒の実行犯にしてしまうことになるので避けたいし、かといって積ん読になってしまったままずっと放っておくのもとっても気になるもの。贈られて読まれないままの本はかわいそうではあるので、その本のご供養のためにも私が死んだらお棺にでも入れてもらうのがいいのかな。
2008年4月2日水曜日
BANANA FISHの思い出
医学部の5年生の時に病院実習がありました。いろいろな診療科をローテートして実務を見学したり、患者さんの疾患や病歴・診察所見などをまとめてレポートしたりなどが主な内容だったと思います。
血液内科をローテートした時に急性リンパ性白血病の患者さんを担当してレポートすることになりました。五つくらい年上の女性でしたが、化学療法の影響で頭髪がうぶ毛だけになっていて、いつもキャップをかぶっていた方でした。レポートを課せられた医学生だったので、これまでの病気の経過、病気に対する受け止め方、症状や検査・治療に対する感想などなどを彼女に聞かせてもらいました。
彼女以外の患者さんも含めて、いろいろの科で多くの患者さんを煩わせましたが、大病で入院しているうえに、学生の相手までするのはなかなかに大変なことだったろうと思います。でも、大学病院に入院しているからか、みなさん丁寧に接してくれた方ばかりで、今思い出しても感謝です。
で、血液内科の患者さんですが、何度かお話を伺ううちには雑談も混じることもありました。彼女は入院が長くなり退屈なので何か面白いマンガでもというリクエストがあり、いくつか手持ちのマンガを持参して読んでもらいました。その中には吉田秋生の BANANA FISH もあったのです。
BANANA FISHは当時読んでいたマンガの中で一番面白いと感じていたもので、彼女も読んだ後に面白いと言ってくれました。でもそのあとに、予想外の感想が。「BANANA FISHが完結するまで生きていられるかな」と。
その頃のBANANA FISHは別冊少女コミックで絶賛連載中で、7か8巻くらいまで出ていたでしょうか。かなり長い作品なので、後半はだれた感がなくもないのですが、ストリートギャングの戦いが主だったこの頃までは本当に引き込まれちゃうような出来でした。
私は単行本化されてから買っていた(さすがに別コミを毎月買ったりはしませんでした)ので、年に2-3回の発行が待ち遠しかったことを覚えていますが、彼女にとっては数ヶ月先が定かではなかったのです。実際、翌年に彼女はお亡くなりになり、BANANA FISHの完結を見る機会はありませんでした。
完結していないコミックスを持ち込んだ私も馬鹿でしたが、それまでそういう発想が全くなかった訳で、教えられた感がとても強いエピソードでした。自分にあてはめてみると、コミックスの完結はさておいて、生きているうちにあと何冊の本を読めるかな、もう一生に読む本のうちの半分くらいは読んじゃったかなと思い始めるようになったのもこれがきっかけです。
医学部では、解剖実習をしたりなど死と関連した事象と出会うことが他にもあったはずですが、私にとって死を自分に引き寄せて考えさせてくれたのは彼女の言葉でした。
血液内科をローテートした時に急性リンパ性白血病の患者さんを担当してレポートすることになりました。五つくらい年上の女性でしたが、化学療法の影響で頭髪がうぶ毛だけになっていて、いつもキャップをかぶっていた方でした。レポートを課せられた医学生だったので、これまでの病気の経過、病気に対する受け止め方、症状や検査・治療に対する感想などなどを彼女に聞かせてもらいました。
彼女以外の患者さんも含めて、いろいろの科で多くの患者さんを煩わせましたが、大病で入院しているうえに、学生の相手までするのはなかなかに大変なことだったろうと思います。でも、大学病院に入院しているからか、みなさん丁寧に接してくれた方ばかりで、今思い出しても感謝です。
で、血液内科の患者さんですが、何度かお話を伺ううちには雑談も混じることもありました。彼女は入院が長くなり退屈なので何か面白いマンガでもというリクエストがあり、いくつか手持ちのマンガを持参して読んでもらいました。その中には吉田秋生の BANANA FISH もあったのです。
BANANA FISHは当時読んでいたマンガの中で一番面白いと感じていたもので、彼女も読んだ後に面白いと言ってくれました。でもそのあとに、予想外の感想が。「BANANA FISHが完結するまで生きていられるかな」と。
その頃のBANANA FISHは別冊少女コミックで絶賛連載中で、7か8巻くらいまで出ていたでしょうか。かなり長い作品なので、後半はだれた感がなくもないのですが、ストリートギャングの戦いが主だったこの頃までは本当に引き込まれちゃうような出来でした。
私は単行本化されてから買っていた(さすがに別コミを毎月買ったりはしませんでした)ので、年に2-3回の発行が待ち遠しかったことを覚えていますが、彼女にとっては数ヶ月先が定かではなかったのです。実際、翌年に彼女はお亡くなりになり、BANANA FISHの完結を見る機会はありませんでした。
完結していないコミックスを持ち込んだ私も馬鹿でしたが、それまでそういう発想が全くなかった訳で、教えられた感がとても強いエピソードでした。自分にあてはめてみると、コミックスの完結はさておいて、生きているうちにあと何冊の本を読めるかな、もう一生に読む本のうちの半分くらいは読んじゃったかなと思い始めるようになったのもこれがきっかけです。
医学部では、解剖実習をしたりなど死と関連した事象と出会うことが他にもあったはずですが、私にとって死を自分に引き寄せて考えさせてくれたのは彼女の言葉でした。
2008年3月31日月曜日
遠くまでカバーするTime Capsule
マンションって、南向きにリビング・北側に玄関のレイアウトが多いと思うのですが、うちもそれです。Time Capsuleは南側のリビングルームの窓際に置いてあります。どのへんまで電波が届くものかと、MacBook Proを持って歩いてみましたが、狭いので自宅内はどこでもOKでした。
また、北側の玄関を出て外廊下に出てみても、電波は充分にキャッチできていました。この感じだと、上下左右など周囲のお宅にも電波が届いているものと思われます。また、道路を挟んだ向かいに10階建てのマンションがあるのですが、そこの10階当たりでも受信できそう。
なので、メニューバーでAirMacをスキャンしてみると、自分のネットワーク以外にも三つから四つくらいのネットワークが検出されるのも当たり前のことですね。周囲のお宅でも無線LANをけっこう利用していることが分かります。

で、ふつうはセキュリティに配慮してカギがかけられています。ところが、下から2番目の※※※※G_11gさんのところはカギがかかっていません。これが思わぬことに。
お出かけにMacBook Proを持って行き、帰宅してスリープを解除して使い始めますよね。すると自然にネットにつながっててくれます。知らずに使っていてふと確認すると、自分のネットワークではなくて、この※※※※G_11gさんのところにつながっていることがあったのです。気味が悪いので、すぐ自分のネットワークにつなぎなおしましたが、無線LANだとこんなこともあるんですね。
Time Capsule 到着
Time Capsule セットアップ完了
暖かいTime Capsule
夏のTime Capsule
また、北側の玄関を出て外廊下に出てみても、電波は充分にキャッチできていました。この感じだと、上下左右など周囲のお宅にも電波が届いているものと思われます。また、道路を挟んだ向かいに10階建てのマンションがあるのですが、そこの10階当たりでも受信できそう。
なので、メニューバーでAirMacをスキャンしてみると、自分のネットワーク以外にも三つから四つくらいのネットワークが検出されるのも当たり前のことですね。周囲のお宅でも無線LANをけっこう利用していることが分かります。

で、ふつうはセキュリティに配慮してカギがかけられています。ところが、下から2番目の※※※※G_11gさんのところはカギがかかっていません。これが思わぬことに。
お出かけにMacBook Proを持って行き、帰宅してスリープを解除して使い始めますよね。すると自然にネットにつながっててくれます。知らずに使っていてふと確認すると、自分のネットワークではなくて、この※※※※G_11gさんのところにつながっていることがあったのです。気味が悪いので、すぐ自分のネットワークにつなぎなおしましたが、無線LANだとこんなこともあるんですね。
Time Capsule 到着
Time Capsule セットアップ完了
暖かいTime Capsule
夏のTime Capsule
登録:
投稿 (Atom)
