2011年3月12日土曜日

地震による本のなだれ


昨日は、近くの病院の眼科の暗室の中で検査を受けている時にゆっくりと揺れ始めました。私は東京の多摩地区に住んでいますが、本震もかなり長く、しかもこれまでに経験した中で最も大きな地震でした。受診後に帰るとエレベータが止まっていて、12階の我が家まで階段を昇るのが一苦労。そして、自宅に着くとエアコンの室外機が転んでいました。
室内には小さなものがいくつか落ちていました。また液晶ディスプレイを並べて2つ載せてあるテーブルが、いつもの場所から20cmほど横に移動していました。テーブルが動いてしまうとは、震度5も侮れないものと感じはしましたが、目立った点はそれぐらい。大したことはないなと安堵しながら本の置いてある部屋のドアを開けようとしたところ開きません。鍵をかけるはずはないので嫌な予感。渾身の力をこめてドアの上側の方に数センチの隙間を開けてみると、床の上に本が見えます。なんとか隙間から潜り込むと、スチールの本棚が三つ倒れていて、また倒れていない書棚からも多数の本が落ちて床に積もっていました。空っぽになった棚の数から推定して、1000冊以上落ちた模様です。唖然として片付ける気にもならず、使う部屋でもないので昨日はそのまま放置してしまいました。本を捨てることがなかなかできず、あまりに本が多くなったのでこんな目にあうのだと反省しています。処分する本を選ばなければとも思うのですが、昔読んだ本を久しぶりに手にとると懐かしくて目を通してしまい、時間ばかりかかってちっとも処分できない片付けになってしまう気もします。

2 件のコメント:

とうたん さんのコメント...

ごぶさたしています
年賀状で事故のことはじめて知りました
大変な災難でしたね
ご職業柄ならではの冷静な分析なのでしょうが
こちらとしてはただびっくりでした

この地震も含めほんとに一寸先はわかりませんね
とりあえずは
いまを精一杯すごすしかないなと感じるようになりました

パソコンがいかれっちゃったりして
なかなかコメントもできずにいましたが
お部屋はともかく
御無事でなによりです

somali さんのコメント...

コメントありがとうございます

これまで災害らしい災害には遭遇した経験が無く、一生のうちで一番大きな地震でした。
宮城県の方に比べれば大したことない被害ですが、停電やら電車の運休やら物不足やら、影響は長引きそうですね。
崩れた本は大量なので、まだほとんど手つかずの状態です。
まあ、大掃除もかねてゆっくり片付けようと思っています。