2008年6月18日水曜日
あじさい
最近見るあじさいの花の中には、ひときわ濃い青紫や赤紫の株が目立ちます。時節柄あざやかに見えているだけではなさそうな気がします。また、あじさいの花の色は土壌のpHやアルミニウムの濃度に影響されるそうですが、それだけでもなさそうなほど、色が濃い。きっと品種改良などされて、お庭に植える人が増えているのかなと思います。でも、私はあじさい、嫌いです。
あじさいの欠点その一は、花が終わった後の姿です。枯れた花がいつまでたっても、落ちずに枝先にくっついたまま。冬になるまで薄茶色の枯れた花の残骸がそのまま残っているのは、いとあさまし。
あじさいの欠点その二は、葉も枯れた後にかなり長い間落ちないことです。枯れた花が落ちないだけでなく、枯れ葉も枝から落ちにくいということは、離層の形成が充分ではないような性質をアジサイが持っているのかとも思われます。
年が明けて強い北風の日が何回かあると、枯れた葉と花の残骸もようやく落ち、枝だけが残ります。あじさいは株元から枝分かれしていて、それぞれの幹自体には枝分かれが少ないのです。しかも、樹皮の色が比較的白っぽいので、なんとなく白骨が何本も挿してあるように私には見えてしまいます。これが、あじさいの欠点その三。
なので、庭木にはふさわしくない樹だろうと感じるのです。でも、花だけを愛でる人はそうは思わないのかも。だから、濃い色の品種が増えてきてるんでしょうね。
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