2008年1月13日日曜日
SheepShaver OS Xとのファイルのやりとり
SheepShaverGUIのファイル設定ウインドウのUnix Root欄は、デフォルトで「/」となっています。この設定のままSheepShaverを起動すると、UNIXという仮想HDDがデスクトップに出現します。この仮想HDDを通して、SheepShaverとOS Xの間でファイルの交換が出来ます。
しかし、仮想HDD内の表示に文字化けがあることや、フォルダがあるのに中のファイルが表示されないことが多いなど、この方法にも不便な点があります。UNIXのことをよく知っている人にとっては大した障害ではないのかも知れませんが、UNIXについての知識が皆無の私は最初かなりとまどいました。試行錯誤の結果を紹介します。
対応策ですが、まずファイル交換につかうフォルダの名前は半角英数字だけを使うことにします。これで文字化けは解消できます。そして、そのフォルダは分かりやすい場所に置いておきます。まあどこでもいいのですが、例えば自分のホームフォルダ内に置くとすると、SheepShaver内の仮想HDD・UNIXの中の、Usersフォルダの中の、「自分の名前」フォルダの中にそのファイル交換用のフォルダが見えるようになります。
OS X側にあるファイルをSheepShaverに移動するには、そのフォルダの中に
ファイルを入れます。そして、フォルダごとSheepShaverのデスクトップなり、HDDなりにコピーすれば移動完了です。ただし、ファイルの名前によっては、コピーできないことがあります。その際には、名前をかなり短くするか、半角英数字だけの名前に変更するなどで、コピーできるようになります。Unicodeかどうかとか関係しているのでしょうが、ファイル名の長さが影響したりするのは謎。
目的のファイルをSheepShaverに移動させてから、すぐにダブルクリックしても開きません。ファイルのTypeとCreatorがおかしくなっているのです。開くには、それを修正することが必要になります。
こういう時に昔から便利につかえたのが、FileBuddyです。ファイルをいじる定番のアプリなので、Mac雑誌の付録のFDやCDにはよく収録されていました。ちょっと検索してみると、OS X用も存在していて9.0にまでバージョンアップしているんですね。
目的とするアプリケーションで適当にファイルをつくってセーブします。それをFileBuddyでGet Infoしてみるとこんな感じ。使われているTypeとCreatorをメモしておきます。
次に、開きたいファイルをFileBuddyでGet Infoして、ファイルのTypeとCreatorの部分を書き換えてからセーブします。これで、ダブルクリックでうまく立ち上がるようになります。FileBuddyが入手できなければResEditでも同様にできます。
TypeとCreatorですが、どちらもアルファベット4文字です。これまでチェックした範囲では、みんな文字の並びが前後逆になっていました。もしかすると、これはOS Xと古いMac OSの仕様の違いが原因で、ほかのアプリケーションでもみんな前後逆になっているのかもしれません。そうだとすると、OS X用のFileBuddyでTypeとCreatorを逆向きに書き換えてから、SheepShaverの方にファイルを移せばいけるのかも。私はOS X用のFileBuddy持っていないので試していませんが。
あと、ファイルに不可視属性がついたままSheepShaverの方に来ちゃうことがあります。これも、FileBuddyでInvisibleのチェックをはずしてから、TypeとCreatorの部分を書き換えればファイルは見えて使えるようになります。
SheepShaverからOS Xへのファイルの移動ですが、仮想HDD・UNIXへコピーします。どこにコピーしても、OS XのFinderで見えなくなることはありません。
古いMac OSのファイルでも、そのままOS Xで使えるアプリケーションがある場合にはSheepShaverを起動する必要はありませんよね。なので、SheepShaver側からOS Xへ移動させる可能性のあるファイルはテキストかビットマップ画像くらいだろうと思います。
これらのファイルをOS X側へコピーした後に、Finderで”.txt”とか”.jpg”とかいったふさわしい拡張子をファイル名の後ろに付加してやれば、ダブルクリックで開くようになります。
SheepShaverでMac OS9
SheepShaver OSインストール後にまず
SheepShaver コピーペースト
SheepShaver OS Xとのファイルのやりとり
SheepShaverの使いごこち
SheepShaverはつかえるか?
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2 件のコメント:
こんにちは。
私も最近Mac OS X にSheepShaver を導入して格闘中です。
私の方法ですが、とりあえず、ディスクイメージ経由でファイルをやり取りしてます。
Mac OS X にディスクイメージをマウントし、ファイルをその中に入れて、アンマウント。
そのディスクイメージを、SheepShaver でMac OS 8.6 立ち上げ時に追加してやると、ファイルがちゃんと見えます。
ただし、Mac OS X からとSheepShaver からと同時にアクセスすると壊れます。
保存ではなくて、やりとりという意味では良い方法ですね
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