2010年7月3日土曜日

思い出袋

鶴見俊輔著 岩波新書1234
2010年3月発行 本体760円
小学生の頃からの人(著名人がたくさん)との交流などの思い出、そして思いが、新書の2ページ半づつくらいにまとめられて納められています。元は図書に連載されていたものだとか。著者の思い出と思いが伝わってくる本でした。80歳から87歳までの連載だったそうですが、男性で80歳代にこれだけ書ける人は少ないと思います。年齢に関する言及がしばしばあったり、また同じはなしが繰り返されることがあるのも、強調する意味ばかりではなく、年齢のしからしめるところでもあるのでしょう。

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