2008年9月2日火曜日

一年ぶりの首相辞任

このところ天候が不安定なので、NHKの6時50分からの天気予報を出かける前にチェックします。今朝の天気予報は、全国の天気でも関東地方の天気でも、いつどこに雨が降ってもおかしくないとの予報でした。正しくはあるのでしょうが、なんとなく投げやりな予報だなと感じながら、7時のニュースが始まると福田首相が辞任とのこと。 昨日の夜は民主党の党首選挙がトップニュースだったので、それにぶつけるタイミングで辞任を表明したのでしょうが、 昨年9月に続いて二度目の投げやりな首相辞任で、驚きました。

いろいろ嫌なことがあって、首相の仕事が面倒になっちゃったって感じでしょうか。彼にしても安倍前首相にしても他の多くの世襲の政治家の人たちにしても、なにかの政策を実現するために政治活動をしているというよりも、親譲りの政治家であり続けること自体が政治活動の目的になっていて、こういうことになっちゃうんだろうなと想像します。

また、長い時間を国会の椅子に腰掛けて過ごしたり、日本国内だけでなく海外にまで度々旅行したりなど、72歳という年齢には激務であることは間違いなく、肉体的な意味での疲労も原因なのでしょう。自分を含めてふつうの人なら、経済的に可能なかぎり早めに引退して、まとまった時間の必要な海外旅行をしたり、趣味など好きなことに専念したいと思うはずですが、福田首相に限らず国会議員や地方議員などの政治家は、高齢になるまで続ける方が少なくありません。政治家を高齢まで続ける人は、政治家であること自体が趣味というか好みの活動なんでしょうかね。

あと、今朝のNHKのニュースでは福田首相の会見の模様を伝えた後に、北朝鮮拉致問題に対する影響が心配とのことで、インタビューで感想を述べる最初の人に拉致被害者関係の会の方が登場しました。さすがは、拉致問題キャンペーン報道を売り物にしているNHKです。拉致問題も無視していいとは思いませんが、少なくともトップで心配されなきゃいけない問題ではないと私は思います。それとも、福田首相の辞任が世界に与える影響なんて実はほとんどなく、せいぜい拉致問題程度しかないよという、鋭い視点からの放送だったのでしょうかね。

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