2008年9月20日土曜日

ねんきん特別便

私も、ねんきん特別便を受け取りました。すでに年金を受給している人には昨年のうちにねんきん特別便が届いていて、実際に年金に漏れが見つかったというお話を何人もの患者さんから聞かされていました。また、医師の場合、研修医の頃からいくつも職場を転々としている人が多いので、漏れが発生しやすいだろうとも言われていました。でも幸いなことに私の年金記録には漏れはありませんでした。

漏れがなくてひと安心ですが、年金に関しては他にも標準報酬月額を実際より低く改ざんされていた問題が発覚しています。今回のねんきん特別便には標準報酬月額が記入されていないので、自分の年金がどうなっているのかは分かりませんでした。

報道によると、この問題は加入月数の漏れに比較しても、発見が難しいそうです。また、標準報酬月額を低く改ざんすることは、事業主にとって納付する年金保険料が少なくて済むだけでなく、納付率を低くしたくない社会保険庁にとってもメリットがあるので、社会保険庁の職員も「共犯」者となって行われていたらしいとのことです。調査が困難な問題なので、可能ならこういった不正に関与していた元・現社会保険庁職員が、自主的に真実を告白してくれればいいのですが、桝添厚生労働大臣は不正に関わったものは懲戒処分にすると言っています。

こういう場合には、期間を限って自主的な報告を促し、自首した者は処分しないという方針を打ち出すことが必要なんだろうと私は思います。ただ、桝添さんは怒りっぽい人みたいだから、そういう処理はしそうもなさそう。また、マスコミも、悪人は吊せってことしか言わなそうだし。

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