2009年4月7日火曜日

つかいにくい新MacBookのトラックパッド


ディスプレイもキーボードもアルミユニボディも素敵な新MacBookですが、トラックパッドもかなり美しい。ボタンの部分も一体となった一枚のガラスでできているそうですが、銀色をしていてガラスには見えません。しかし、周囲のアルミの部分と比較すると触った感じがとてもすべすべしていて、指もスムーズに動かせるのでマルチタッチにも最適なのでしょう。ただ、個人的にはこのトラックパッドが新MacBookの最大の欠点だと思うのです。


トラックパッドはどんな風に使うのが一般的なのでしょうか。新MacBookのユーザーズガイドをみてみると、Appleはこんな風に人差し指と中指で使うことを想定しているようです。でも私の場合は、親指と中指をつかっています。これまでMacBook Proを使うときには、右の小指球を右のパームレストに、右手の親指をトラックパッドのボタンの上に常時置いておいて、そして中指でカーソルを動かしていました。しかし、このやり方を新MacBookの一枚板トラックパッドの上ですると、親指が常時トラックパッドの上にあるものだから、2本指での操作だとシステムが勘違いして、変にスクロールしたり画面が拡大縮小してしまったりするのです。とても不便です。

また、タップでクリックの代わりができるのですが、これも慣れないせいかとてもやりにくい。なので、親指でトラックパッドの手前の部分をクリックするのですが、今までのボタン付きのトラックパッドと違って、クリックするのにかなり力が必要なのです。親指のトレーニングのためにはいいかもしれませんが、頻繁に繰り返す動作だけに、この重さはうっとうしいだけです。
パソコンを新しく使い始めた人にとっては、Apple推奨の人差し指と中指でのトラックパッド操作に慣れてゆけばいいだけの話なので問題はあまりないのでしょう。しかし私の場合、PowerBook540cの頃から親指と薬指でのトラックパッド操作を続けてもう15年以上になります。これまでの操作法になじみすぎていますし、しかもこの新MacBookと並行して自宅ではMacBook Proでボタン付きトラックパッドも使い続けている訳ですから、 Apple御推奨のやり方に変更するのはとてもとても無理な話です。

昔からのAppleのノートパソコンのユーザーの中には、新MacBookのトラックパッドに不満を感じる人が少なくないだろうと想像します。でもそのわりに、Mac系のブログとかでもあまりそういう評判を目にしないのは、まだ実際に使った経験のある人が少ないからなのかな。

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