2009年4月3日金曜日
西武国分寺線
国分寺で中央線を降りて、西武国分寺線に乗りかえます。国分寺から出ている西武線には国分寺線と多摩湖線の二つがありますが、行き先が似ていて、他の西武線との連絡が複雑で、しかも乗る機会もこれまでなかったので、複雑怪奇な路線とのみ感じていました。通勤に使い始めて二つの違いがやっと分かってきました。
国分寺線は、国分寺を出て恋ヶ窪、鷹の台、小川、そして終点の東村山を10分で結ぶ短い路線です。短い路線なので6両編成で走っています。6両編成はこれまで利用していた南武線も一緒なのですが、驚くべきことに国分寺線は単線なのです。東京に住んでいて、通勤に単線の鉄道を利用するようになるとは思いませんでした。
でも、幸いなことに朝の時間帯でも国分寺発の電車は空いています。空席をちらほら残したまま発車するので、座って行けます。反対方向の国分寺に到着する電車の方がかなり混雑しています。
単線なので、反対方向の電車と途中の駅ですれ違います。国分寺駅は線路が一本しかありませんが、恋ヶ窪、鷹の台、小川、東村山駅の部分は複線になっています。朝の時間帯は、この4つの駅で反対方向の電車とすれ違います。でも、帰りの時間帯は電車の本数が少ないためか、恋ヶ窪と小川の2カ所だけですれ違うようになっています。
で、鷹の台駅のホームの使い方がとても変わっています。鷹の台駅は二つのホームの間に2本の線路がある駅です。朝のラッシュ時間帯にはこんな風に2本の電車がそれぞれ別々のホームを使用します。ところが、朝のラッシュ時間帯以外、すれちがいのない時間帯には、東村山行きの電車も国分寺駅行きの電車も下側(西側)のホームを利用しています。改札口が下側のホームにしかないからこんな風にしているのでしょうね。あと、下側のホームに面した線路を利用すれば、駅の前後のポイントを直進で進めるので乗り心地にも配慮しているのかも知れません。
もう一つ、国分寺線に乗っていて気付いたことがあります。それは、こんな感じの、債務の整理をうたった広告が多いことです。ここには例として2枚紹介してありますが、一つの車両の中にこういう広告が他にもありました。南武線や中央線の中にもサラ金の広告はたくさん掲示されていますが、こういった債務整理の広告を見た記憶はありません。JRにはこういう債務整理の広告を受け付けないような規定があるけれど、西武鉄道はどんな広告でも受け入れているということなのでしょうか。それとももっと別の理由、例えばJRでも山手線と中央線と南武線の車内の広告の雰囲気は全く違いますから、その延長として理解すべきものなのでしょうか。
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