2009年5月22日金曜日

イチョウの葉の裏と表

今日の午前中は訪問診療でした。昔は自分が運転し、看護師さんと二人で出かけることが多かったのですが、ここ数年は駐車禁止の取り締まりがきびしくなったので、運転する人を用意して三人で行くことにしています。運転しないので、患者さんのお宅からお宅への移動中は看護師とカンファレンスしたり、カルテをチェックしたりの他に、世の中の様子を眺めたりしています。

今日は風の強い日で、街路樹の枝がしなって葉っぱの裏側が見えるほどです。葉っぱの裏って表より色が薄いなあと眺めながら移動してゆくと、イチョウが街路樹として植わっている道路にさしかかりました。イチョウも風に煽られて葉っぱがあっちを向いたりこっちを向いたりしていましたが、色には変化がありません。イチョウの葉っぱには表も裏もないことを再確認したしだいです。

草にしても木にしても、ほとんどの植物の葉っぱには裏と表があるような木がします。ざっと考えて裏・表がなさそうなのはスギやマツなどのコニファーぐらいです。被子植物と違って、裸子植物には葉の裏表がないものなのでしょうか。コケやシダにも表裏がはっきりしているものがあるので、進化と葉の二面性は別物かも知れませんが。

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