2007年11月5日月曜日

大連立

安倍首相辞任の時ほどではないけれど、昨日の小沢民主党代表辞任のニュースには驚きました。

大連立って時と状況によっては必要な時があるとは思います。第一院の選挙後に第一党と第二党の議席数が接近していて、どちらも院の過半数の支持を得られないような時など、今のドイツがそうですよね。

今年の参院選後でも、選挙結果をみて即座に安倍首相が退陣して、後継首相がすぐに大連立のアプローチをするとかだったら、もう少し理解できたかも知れません。でも、今のタイミングでの大連立ってのはどうも変な感じですし、ふつうの人の多くはそう感じるでしょう。小沢さんは、大連立構想が民主党の人たちや日本人の多くに歓迎されると思っていたのでしょうか。そんなにセンスのない人なのか、非常に疑問です。理解されないことは承知した上での確信犯的な行動だったのかな。

日本の政治の問題点の一つは、政権交代がないことだと私は思います。この点に関しては1960-70年代の社会党の頑迷さもその大きな一因でしょう。あの頃は、もしかすると近い将来に政権交代があるかもと予想されていた頃だったけれども、江田ビジョンを葬り去るなど結局チャンスを生かそうとはしなかったから。

ふたたび、政権交代が現実的にも思えてきた今日この頃、私は民主党支持者では全然ないけれども、日本が政権交代がふつうに行われる「ふつうの国」になるためにも、前車の轍を踏まぬようここは民主党にしっかりして欲しいものです。
しかし、この事件で一番ほっとしてるのは、あの守屋元防衛事務次官でしょうね。

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